ユキノシタ

雪が積もっていてもその下に緑の葉をつける程の生命力から名付けられたとされる山野草。
和の雰囲気漂う、地味な植物ですが、我が家では、民間薬、そして美容においても大活躍です。

娘が小さい頃に苦しんだ中耳炎から抜け出せたのはこのユキノシタのおかげでした。
今は10歳になり、風邪を引くこともほとんどない元気な娘ですが、1~2歳の頃は中耳炎に悩まされ高熱と鼓膜切開を繰り返し、あらゆる抗生物質を試しても効かず、病院を転々としていました。そんな時、友達のおばあちゃんが庭に生えてるユキノシタが炎症に効くから、と葉っぱを数枚分けてくれたのが出会いでした。
ユキノシタをすり鉢ですり、その絞り汁を耳に垂らす。(無知だったので直接垂らしてましたが、ガーゼなどに浸して耳に入れた方が安心…かな)
あっという間に炎症は治まり、その後、数回ユキノシタのお世話になりましたが、程なくして、中耳炎とは無縁になりました。成長とともに娘の体が強くなったのもあるでしょうし、いざとなったらユキノシタがあるという母親の私の安心感もあったと思います。
そんなユキノシタ、美容効果もすばらしく葉から抽出されるエキスはアルブチン、タンニン、フラボノイドなどたくさんの有効成分を含んでいて名高い美白コスメにも配合されています。
他にもニキビなどの炎症や日焼け後のケア、虫刺されなどなどユキノシタを検索してみたら、その幅広い効能に驚くはずです。
今日は、ユキノシタの葉をチンキにして化粧水を作ります。まずは、陰干しして水分を飛ばす作業。また経過をブログで報告します。
半日陰を好んで育つ、手間いらずな常緑の多年草。暮らしに役立つ万能植物です。

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